乱歩が鳥羽造船所の庶務係として勤めていた頃…、夜な夜な下宿屋を抜け出し通った先がありました。
それは、光岳寺という近くのお寺。
乱歩は、深夜の光岳寺を訪れてはひとりで座禅を組んでいたそう。
他にも、会社を休んでは、自室の押入れの中に寝ていたり…、ひとりの時間を好み、夢想家と言われた乱歩らしいエピソードです。
乱歩が鳥羽で暮らした時間は短いものでしたが、鳥羽での暮らしや体験が、乱歩の作品に大きな影響を与えたのかもしれませんね。
江戸川乱歩館~鳥羽みなとまち文学館~から光岳寺までは歩いてすぐ。
少し足を伸ばして、当時の乱歩に思いを馳せてみては。