乱歩が暮らした、東京・池袋の旧江戸川乱歩邸には、書庫兼書斎として乱歩が愛した2階建ての土蔵があります。十四畳ほどの広さに2万点近い膨大な数の本が納められています。
乱歩は、薄暗く、独特の不気味さが漂う土蔵の中を好み、何本もの怖い小説を書いたと言われています。
江戸川乱歩館~鳥羽みなとまち文学館~「幻影城」では乱歩の土蔵好きにちなんで、敷地内の土蔵を改装し、『屋根裏の散歩者』『人でなしの恋』『虫』など乱歩の作品世界をジオラマで表現しています。
乱歩の作品を読んだことがなくても、秘密めいた彼の頭の中をのぞき見るような、ミステリアスな体験ができるはず…。