乱歩は、妻・お隆の実家(坂手島)から送られて来るワカメを好んで食べたと、エッセイに記しています。
「私の経験では鳥羽港のワカメの若いのが全国でも最上級」と、獲れたての柔らかいワカメや、茎ワカメの二杯酢がお酒やご飯に合うと絶賛しています。
離島の豊かな海で獲れる、新鮮で若い茎ワカメは太いものでも柔らかく、コリコリとした食感と豊かな磯の香りが楽しめます。
「生ワカメ」は日持ちがしないことでも有名で、食べられるのは12月〜3月の収穫時期だけ。乱歩も愛したこの味、ぜひ一度お試しを。