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答志島で
ストーリートサッカー
を開催

株式会社人生最幸 代表取締役社長

村田和哉 / Kazuya Murata

profile
1988年滋賀県生まれ。2011年セレッソ大阪、2013年清水エスパルス、2019年柏レイソル/アビスパ福岡、2020年レノファ山口にてプロサッカー選手として活躍。2021年に引退し、株式会社人生最幸(https://jinseisai.co.jp)を設立。

答志島でストーリートサッカーを開催

2021年10月23日(土)、三重県鳥羽市の答志島で、ストリートサッカーのイベントを開催。10年間Jリーガーとして活躍されていた村田和哉さんをお招きし、爽やかな秋晴れのもとで、楽しくも有意義なひとときを過ごしました。

夏にプールとして使われている場所を、スポーツスペースとして活用

スポーツを通して地域を知ってもらう、魅力を伝える

ストリートサッカーは、直径約5mのゲージの中で得点を競う競技で、試合時間は3分、1対1で行います。股抜きでノックアウトになるという独自のルールがあって、体の使い方や足技などのスキル、駆け引きが勝敗の鍵になります。屋内外問わずに小さなスペースでできることや少人数でできること、サッカー未経験者であっても幅広い世代の誰もが気軽にできることなどから、最近注目が集まっています。

この日はまずは、開催場所のサンシャインビーチの清掃を30分しました。鳥羽市は海に囲まれているぶん、漂着ごみの問題があって、海岸をきれいにしようという意識は子どもにも浸透しているそうです。それからストリートサッカーです。僕は参加してくれたサッカーチームの小学生25人全員とひとりずつ対戦して、ものすごく疲れたんですけど(笑)、ずっと声援も飛びかってたし、盛り上がりましたね。

サッカーをやっている子どもはたくさんいますが、プロ選手と関わる機会ってなかなかないんです。最初は僕のことを見ても「この人誰なんだろう?」という感じでしたが(笑)、現役時代のユニフォームとかを見せていくと目の色が変わってくるのがわかりました。技術でもなんでも、僕から本気で何かを盗んでやろうというスイッチが入って、どんな話も真剣に聞いてくれたのが印象に残っています。

答志島でできたこともよかったです。このイベントのことをSNSで発信したら、「答志島ってどこ?」「どうして答志島に行ってるの?」などの反応もたくさんあり、スポーツを通して地域を知ってもらうことや、地域の魅力を発信することは確かにできるという手応えを感じることができました。神島、菅島とかでもやりたいですね。コロナ禍が落ち着けばお客さんも呼べます。地域を元気にしていくには、続けることが一番大切だと思います。

生まれ育った場所への愛着や誇りも、スポーツで育む

人口が減っている地域はたくさんあります。そんな中でもストリートサッカーは、ゲージを持っていくだけで学校でも商業施設でもどこでもできます。12角形の2面がゴールで、10面は広告に使えるので、イベントのときには地元の企業の名前を入れるのもいいですよね。記録にも記憶にも残る。そしていつかふと振り返ってみたときに、行政や企業や個人がやってくれたことの意味や、地元地域の願いがわかるようになって、自分も何かやろうと思えるかもしれない。生まれ育った場所への愛着や誇りをスポーツを通じて育むことができたらそんなに素晴らしいことはないし、そこには単に技術を教えることとはまた違う大切さがあると思います。

自分を信じれば、どんな夢でも必ず叶う

ストリートサッカーのあとは青空夢授業もしました。答志島から子どもたちとフェリーで帰ったのもいい時間でしたね。「どうやったらリフティング上手くなる?」とか「誰がすごい選手だった?」とか、いろいろ聞かれたり答えたりしながら15分ぐらいかな。僕も小学生のとき、井原正巳さんと会う機会があって、ほんとうに感動して、そこから本気でプロサッカー選手になろうと思った経験があります。だからきょうのことも、元Jリーガーと船に乗って、サッカーのことを話したという体験として残っていくと思う。そうすると(プロになるなんてテレビや漫画の世界のことだし、夢なんてそう叶うわけがない)という認識が取っ払われるんですよね。(いや待てよ、実際にできている人いるじゃん)となって、夢が現実味を帯び始めるんです。僕は教育ってそういうことだと思う。実際に次の日からアドバイスをすぐに実践しはじめた子どもも多くいたそうで、とてもうれしく感じました。

僕自身のいまの夢は、生まれ故郷でもある滋賀県にJリーグクラブが誕生することです。滋賀県は琵琶湖は
もちろんのこと、数えきれないほど面白い場所があるし、頑張っている人もいるので、滋賀の魅力を広く伝えていきたい。そのひとつとして滋賀のシンボルになるようなサッカーチームができたらと考えています。どんな場所でもその場所でしかできないことが必ずある。足元にある魅力をよく見て伝えながら、いい未来につながるようなことをしていきたいです。

2021/11/10

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